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「夢見るために朝はくる」


赤い実は頭をもたげ つぼみは開き 花々はあくびした

雲は微笑み 風はひゅうひゅう

土は頑固おやじ 苦い顔してなんも言わない

木々はどっしりとゆらめいて 葉っぱはひそやかに歌う

石は固い意志のまま 砂はさらさらと表情を変える

青いカンバスを太陽が照らすと 蛇口の水は玉となり飛び出した

朝 子どもたちの声に満ちる庭 めくるめく拡張と収縮

大人はひとりふたり 静かにだんだんみえなくなって

引っ越したの いや ちゃんとここにいる みんなを守っている

あそぼうっと

今日も好きなことをみつけよう 続きもある

のんびり こっそり ひっそり過ごしてみるもいい

わらべうたの風に乗って 蝶々はひらひら

情緒をひらけばどこへでもゆける なんにでもなれる

こころ自由にゆらりひらりはらりどきりふらり

振り向いた野良猫は 君をいざない駐車場の向こう森のなかへ

ここは保育園 とある物語が続くナカナカホイな場所